集計とは
CRM分析プラグインは、受注・会員データを画面表示のたびに計算するのではなく、あらかじめ計算して保存したデータを分析画面に表示します。データを最新にするには、集計処理の実行が必要です。

会員数100万件規模でも運用できるよう、会員サマリの差分再構築やRFMのSQL一括計算など、大規模向けの集計方式を採用しています。
集計で作成されるデータ
集計は次の3フェーズで構成されます。再実行時はいずれも更新されます。
- 1. 会員サマリ — 終了日基準の会員ごとの累計購入情報・休眠判定。あわせて会員×商品の累計購入サマリも再構築
- 2. 日次会員分析 — 開始日〜終了日を1日ずつ集計
- 3. RFMスコア — 終了日基準で、表示期間(30 / 90 / 180 / 365日)ごとのRFMスコアを事前計算
完了済み集計の最新終了日より古い終了日で実行した場合、会員サマリとRFMスコアは既存データを巻き戻さないためスキップし、日次のみ既存サマリを使って進めます。
EC-CUBE標準テーブルの前提
集計は EC-CUBE 標準の dtb_order・dtb_order_item・dtb_customer を参照します。特に受注の order_date・customer_id・update_date・order_status_id、明細の product_id、会員の create_date などが存在する前提です。詳細は 動作環境・対応バージョン を参照してください。
集計の実行方法
- 手動集計(管理画面) — 最大90日分、ブラウザ上で進捗を確認しながら実行
- サーバーでの集計 — 期間上限なし、初回導入・再構築・毎日の自動実行に適する
制限事項
- 管理画面からの集計: 最大90日分(前日以前の日付)
- サーバー上の集計コマンドからの集計: 期間に上限なし
- 同時に実行できる集計は1件のみ
- サーバー上の集計コマンド実行中は、管理画面から同じ集計を進めません(進捗の確認のみ)
集計完了後の自動処理
集計ログの見方
「CRM分析」→「集計」画面下部に、過去の集計実行ログが最新順で一覧表示されます。
ログに記録される情報
- 実行日時・対象期間
- 実行元(管理画面 / コマンド)
- ステータス(待機中 / 実行中 / AI分析中 / 完了 / 失敗 / キャンセル / キャンセル受付済み)
- 処理進捗(3フェーズ。会員サマリは単一ステップ、日次は完了日数 / 総日数、RFMは完了期間数 / 4)
- エラーメッセージ(失敗時)
異常終了の自動検知
ブラウザを閉じた・サーバー側の処理が異常終了したなどで、2時間以上進捗が更新されない「待機中」「実行中」の記録は、次回の集計開始・画面表示・進捗取得時に自動的に「失敗」に変更されます。長時間の会員サマリ集計中はリースが更新されるため、正常実行中に失敗扱いにはなりません。
処理時間の目安とヒント
- 初回集計は深夜などアクセスが少ない時間帯に実行
- 長期間の一括集計はサーバーコマンドで実行(管理画面は90日上限)
- サーバーコマンドは
--no-debugを付けて実行する - 毎日1日分ずつ自動集計し、負荷を分散
- 会員サマリ/RFMを更新したい再集計では、終了日を最新の基準日以降(通常は昨日)にする
CRM分析プラグイン
EC-CUBEの会員・受注データを分析し、リピート率や休眠顧客の把握、AIによる改善提案まで行えるプラグインです。